西宮警察署による防犯講話「特殊詐欺の手口と対策」が行われました。

この情報に関係する組織:防犯部

1.日時 2025年4月27日 14:15~15:20
2.場所 高木センター3階集会室
3.講師 西宮警察署 刑事第2課 特殊詐欺対策係 警部補 長谷川氏
4.講話内容
(1)特殊詐欺の状況
*西宮の特殊詐欺は昨年192件。今年は昨年同時期比2倍の50件で被害額1億5千万円
*特殊詐欺(電話、手紙、メール等使い会うことなく行う)はまず電話から入る。
*被害者は「まさかうちに電話がかかってくるとは思っていなかった。」と言われる。
*詐欺犯人聴取「1,000人に電話すれば5人は引っかかる」。詐欺Gは色々な手口で℡をかけまくり、通常の判断ができない局面をつくるのが上手い(びっくりさせたりする)。
*犯人のアジトに踏み込むと氏名、生年月日、電話番号など名簿リストを持っていた。リストにある○印はお金が取れる先、△は途中で気づいたかもしれない先、×は気づかれて切られた先とのことだった。
*西宮でも闇バイト系の動きあり。
*西宮は不用品の買い取りが多い。家に来ると玄関の状況から情報がとられている。
(2)西宮管内で主な特殊詐欺のケース
①西宮警察署を語る詐欺/一番多い/警察署に来られないなら℡で取り調べと言う/いろいろな個人情報をしゃべらせられて追い込れる。
⇒★手っ取り早い対策は相手の所属課係を聞いて切ること
②還付金詐欺/次に多い/厚生労働省の年金係をかたる。
③国際電話番号を使っての詐欺℡(携帯番号が+で始まる№)/℡に出るだけで1万円位とられる場合もある。
 ⇒★国際℡は取らない。海外にいる方と℡する人は固定電話ではなく、携帯電話を使うようする。
④キャッシュカード詐欺盗 警察官や銀行員をかたって家に来る。
 ⇒★ドアを開けない。靴の数から家族構成を知らせることになる。キャッシュカードは絶対に渡さない。数秒ですり替える。警察や銀行員は暗証番号を絶対に聞かないから暗証番号を聞いてくるのは詐欺。
⑤架空料金請求詐欺 一人の高齢者に何人もが入れ替わり立ち代わり℡してくる。
⑥PCサポート詐欺 突然表示されるパソコンの警告画面
⇒★画面で表示された番号に電話してはいけない。再稼働すれば元に戻る。電子マネー買って来いと言われたら詐欺
⑦投資詐欺 SNS(LINE、インスタグラム)から入ってきて投資を勧めてくる。100%詐欺。個人名義の口座に振り込ませる。最初少しだけ儲けさせて信用させて大口の入金をさせられる。
 ⇒★金融機関はSNSで投資勧めることはない。無視する。
(3)特殊詐欺に遭わないための方法
*ひょうご防犯ネット(プラス)をインストール。便利な情報も流れて来る。
*詐欺℡がかかってこないようにするためのスリーカード作戦
①今の電話に自動録音機をつけるか(西宮警察では無償配布)、新しい電話機に買い替える。
②ナンバーディスプレイやナンバーリクエストを入れる。番号非通知の℡はかかってこなくなる。
③国際電話利用休止申込 国際電話からの℡は一切かかってこなくなる。海外との℡は携帯対応とする。
*もし詐欺℡かかってきたらどうするか考えておき、それを皆で共有化し対抗する。
お金の話になったら詐欺であり、直ぐに℡を切り、直ぐに家族と警察に連絡する。(下手に話をすると丸め込まれる。詐欺に引っかかる人は誰とも話をさせないようにする。勇気をもって℡を切って、家族と警察に電話すれば、ほとんど詐欺に引っかかることはない)。
*氏素性のわからない人は家に上げない。
*警察官は詐欺対策のために戸別訪問している。★不安なら、警察手帳を確認(顔写真にホログラムや警察官の情報が記載されたカードになっている。)
(4)Q&A
*詐欺と思ったら地域の番号+110番という電話をという話を聞いたが、110番で良いのか。最近末尾番号を110番する手口も出てきているので注意。
*PCでおかしいなと思ったら、起動しないように
*警察制服を着て息子の携帯電話番号聞かれた。大丈夫か。制服なら大丈夫だがコスプレもありうる。
*防犯カメラつけており、警察の方から見せてと言われたら。→警察署に電話確認
以上